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(大阪)環境工学研究会「Integrated Design 環境建築のこれから」

※この講習・研修会は終了しております。

 超低炭素社会の実現へ向けた動きが具体化する中、個々の技術や機器の省エネ化・低炭素化は既に格段の進歩を遂げており、今後は全く新しい技術による革新的な環境建築の創出という方向性よりも、むしろ既往の技術を如何に組み合わせ、付加し、より少ないエネルギーを使って高い快適性と健康的な居住環境を創出するか、が問われているといえる。

 今回は、統合化という最新技術によって、環境建築のIntegrated Designを実践した事例として、既往技術を高いレベルで統合し超高効率熱源システムを創出した事例である虎ノ門ヒルズ、自然と融合した豊かな建築環境と選択可能型の熱源・空調システムを構築したヤンマー本社ビル、統合型ファサードと微気流併用放射空調により屋内外から放射をコントロールするYKK80ビル、を取り上げ、その計画手法、性能検証について紹介するとともに建築環境設備におけるIntegrated Designについて考える。

主催 公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
会場 ドーンセンター大会議室2 
大阪市中央区大手前1丁目3番49号 TEL: 06-6910-8500
日時 平成29年11月17日(金)15:00~17:00
参加費 環境工学研究会に登録されている方 無料
一般 2,000円(資料代を含む)
申込方法 申込は終了致しました。
申込先 公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC/ITM棟11F
電話(06-6612-8857)FAX(06-6616-7098)E-mail:office@kinki-shasej.org

題目・報告者と内容

1.「虎ノ門ヒルズのLOBAS熱源・空調システム」
報告者 佐々木 真人(日本設計)
内 容 虎ノ門ヒルズは超高層複合用途ビルにおいて、“中温冷水”、“排熱回収低温温水”、“大規模蓄熱槽”、“熱源最適運転支援計画”を活用したLOBAS熱源・空調システムを導入した。これらの技術は、どれも革新的な新技術ではないが、今一度、空調熱媒水温度、温度差、蓄熱槽の使い方など各技術の原点回帰を試みることで、今の時代にあった新たな価値につながる視点を見出し、技術の更なる成熟に努め、発展を試みたものである。

2.「ヤンマー本社ビル“YANMAR FLYING-Y BUILDING”~ZEBを志向した都市型環境建築~」
報告者 杉原 浩二(日建設計)
内 容 ヤンマー本社ビルは、大阪梅田の中心部に建ち、Zero CO2-Emission Buildingを志向して大幅な省CO2を目指すとともに、都市環境に利する自然共生建築のあり方を志向した建物である。自然換気を併用した放射空調、太陽熱・地中熱利用や、太陽光・バイオ燃料を利用した創エネ装置を組合せてヤンマー本社エリアのCO2排出量60%削減を実現する技術と、大規模壁面緑化やドライミスト、ビーガーデン計画などによるバイオフィリック・デザインの具体内容を紹介する。

3.「YKK80ビルの性能検証~Multiple Façadeによる統合デザイン」
報告者 一ノ瀬 雅之(首都大学東京)
内 容 YKK80ビルは、ほぼ真西の方位に主開口部を設けることが立地条件の制約によって求められた。その回答として、アルミルーバーによる外部日射遮蔽(と意匠性)、深い庇のバルコニーによる外部日射遮蔽(と設備スペース)、自動制御クライマーブラインド内蔵二重窓による日射遮蔽(と自然光利用・眺望性)、チルドビームによるスキンロード処理(と意匠性)、以上によるMultiple Façadeを構成し、各ファサード要素において相反し得る課題を解決して統合デザインを実現している。本講演では、YKK80ビルのファサード性能の検証を中心に、設計・運用段階において見出された知見について共有する。

協賛

一般社団法人 建築設備技術者協会近畿支部