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掲載・更新日:2023年11月10日

ピーエス工業株式会社

除湿型放射冷暖房 PS HR-C

近年、建築物のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化の動きの中で空調方式として「輻射式空調」「放射型空調」が注目を浴びることが多くなってきた。PSは、1972年より温水を用いた放射暖房ラジエータの製造販売(日本初)し、1992年には冷温水を用い冷房と除湿も可能とした除湿型放射冷暖房(世界初)の製造販売。以降、30年以上に渡り様々な用途に放射冷暖房の導入実績を重ねてきた。近年はその高次元な省エネルギー性と快適性に加え、再生可能エネルギーを用いることができるという特徴が注目いただいている。 (注釈写真1)

<除湿型放射冷暖房PS HR-Cの特徴>

  1. 暖房時は25-35℃程の温水が、冷房時には、10 - 20℃程の冷水がラジエータ内を循環し、放射と自然対流および除湿により自然で快適な温熱環境をつくりだす。

  2. 温風/冷風の吹き出しがなく、室内機は無音/無振動のため、今までの空調と異なる特徴をもった自然な温熱環境をつくりだすことができる。
  3. 放射(輻射)熱による放熱は上方/下方へ逃げにくい特徴があるため、今まで空調が困難であった吹き抜け空間の温調にも適している。

  4. 大空間における冷房では放射冷却/自然対流/除湿により効率的に温調されると同時に、任意の高さまでの温度成層を形成することができるため、体育館などへの適正も高い。その場合、省エネルギー性に加え、無風であるという点も競技環境として高い適性を評価されている。

  5. 暖房送水温度が低く、冷房送水温度が高いため、熱源の選択肢が広く、様々な再生可能エネルギーとの組合せ自由度が高いことも特徴。また送水温度帯により熱源の運転効率も高い。
  6. 放射熱は躯体や内装材へ蓄熱されるため、建物の蓄熱容量を効率的に活かすことができ、より安定して省エネルギーな温調が可能となっている。
  7. ラジエーター表面を結露させることにより行われる除湿は、効率的で自然な除湿方法であると同時に、そのままの外気が侵入する空間や自然換気との組合せでの輻射空調を可能としている。
  8. 放射冷房による無風で安定した冷蔵環境をつくり出せることから、ワインセラーやチーズ熟成庫での採用も増えている。
  9. 除湿型放射冷暖房 PS HR-C は広い放熱面積を特徴としており、デザインにおいては建築との親和性を重視している。完全受注生産により、空間デザインに合わせてサイズや色をオーダーすることができる。

<熱源の選択肢>

● EHP ● GHP ● 水冷ヒートポンプチラー ● 地中熱ヒートポンプチラー

<再生可能エネルギー利用例>

● 地中熱 ● 地下水(井水) ● 太陽集熱

<デザインの自由度>

  1. 完全受注生産で建築デザインに合わせてサイズ指定可能。
  2. 標準色は56色用意されており、それ以外の希望へも特注色で対応している。
  3. その他支持方法やシステムについても別件の条件に併せてできるかぎり対応している。

<様々な用途>

● 住居 ● オフィス ● 飲食店 ● ホテル ● 庁舎 ● 図書館 ● 学校 ● 体育館 ● クリニック ● 福祉施設・保育施設 ● 研究施設 ● 電子顕微鏡室 ● ワインセラー ● チーズ熟成庫

お問い合わせ先

ピーエス工業株式会社

〒151-0063
東京都渋谷区富ヶ谷1-1-3
TEL 03-3485-8189
FAX 03-3469-1812
WEBサイト https://ps-group.co.jp/

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