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(Product×Learning)

掲載・更新日:2026年04月01日

ピーエス工業株式会社

除湿型放射冷暖房 PS HR-C(ZEBオフィス事例)

近年、建築物のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化の動きの中で空調方式として「輻射式空調」「放射型空調」が注目されています。PSは、1972年より温水を用いた放射暖房ラジエータの製造販売(日本初)し、1992年には冷房と除湿も可能とした除湿型放射冷暖房(世界初)を製造販売。以降、30年以上に渡り様々な用途に放射冷暖房の導入実績を重ねてきました。今回は、2024年度のカーボンニュートラル賞を受賞したZEBオフィス”ときポート”での実践例をご紹介いたします。

― 快適なZEBオフィス 実践例 ―
常盤工業株式会社社屋”ときポート”(静岡県浜松市)

2021年 静岡県浜松市内にある建設会社、常盤工業株式会社の新社屋「ときポート」に除湿型放射冷暖房PS HR-C が採用されました。環境配慮型の技術を多く採り入れたこのオフィスでは、一次エネルギー消費量の大幅削減。運用での『ZEB』を竣工以来3年連続達成しています。

  1. 2024年度 第13回 カーボンニュートラル賞
  2. 2024年度 省エネ大賞 資源エネルギー省庁官賞(ZEB・ZEH分野)
  3. 2024年度 第2回SDGs建築賞 国土交通大臣賞(中・小規模建築部門)
  4. 2023年度 空気調和・衛生工学会 第38回振興賞技術振興賞

除湿型放射冷暖房 PS HR-Cとは

ラジエータの中に冷温水を循環させ、放射と自然対流により空間全体に安定した涼しさ/暖かさをつくりだします。室内にファンやコンプレッサーなどが無いので風や騒音が発生しません。また上下温度差が起きにくいことも特徴です。体育館などの大空間にも適した空調方式です。

自然エネルギーのポテンシャルを引き出す

PS HR-Cは大きな表面積を通じて放熱するため、運転表面温度は冷房時10~15℃、暖房時30~35℃という中温域で十分な能力を発揮します。そのため、低密度な自然エネルギーとの相性がよく、そのポテンシャルを引き出すことができます。「ときポート」では年間を通じて16-17℃と安定した地下水と、全国的にも高い静岡県浜松市の日照時間を活かした太陽熱を活用したシステムとの組み合わせによって運用され、高い省エネルギー性を実現しています。

自然換気との組合せ

PS HR-Cは、輻射熱と連続運転により空気だけではなく建物の躯体にも蓄熱するため自然換気を行っていても快適な温熱環境を保ちやすい特徴があります。また、ラジエータ表面の結露による除湿機能もあるため、直接外気が侵入する空間でも運用可能です。「ときポート」ではPS HR-Cにより外断熱が施された躯体の蓄熱容量を活かし自然換気が実践されています。

快適なZEBオフィスの実現

常盤工業では、従業員40名を対象にオフィスの室内環境に関してアンケート調査が行われました。以前のオフィスでは、室内環境に何らかの不満をもつ従業員が半数以上いました。移転後、除湿型放射冷暖房 PS HR-Cを採用したオフィスで同様のアンケートを行ったところ、9割近くの従業員が満足しているとの結果が得られました。


冷房時、画面中央のPS HR-Cの中を冷水が循環することでオフィス全体が涼しい環境に保たれている。

<Learning(セミナー概要)>

2026年度カーボンニュートラル賞受賞事例”ときポート”
解説:常盤工業株式会社 中村圭介

お問い合わせ先

ピーエス工業株式会社

〒151-0063
東京都渋谷区富ヶ谷1-1-3
TEL 03-3485-8189
FAX 03-3485-8779
WEBサイト https://ps-group.co.jp/

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