JABMEE TEC 2024
(Product×Learning)

掲載・更新日:2024年11月11日

株式会社 酉島製作所

スーパーエコポンプでビルや工場の省エネを実現

ポンプは、私たちの日常生活や産業活動において欠かせない機械です。ビルの空調や工場の生産ライン、給排水システムなど、幅広い分野で利用されていますが、その重要性が注目されることは少ないかもしれません。しかし、ポンプは日本の総消費電力量の約30%を占めており、効率の改善が省エネやコスト削減に直結します。今回紹介する「スーパーエコポンプ」は、その圧倒的な省エネ性能で業界をリードするポンプです。

スーパーエコポンプの特長

「スーパーエコポンプ」の最大の特長は、MEI(Minimum Efficiency Index)≧0.70という業界トップクラスの高効率を実現している点です。MEIはポンプの効率を示す指標で、数値が高いほど少ないエネルギーで高い性能を発揮します。MEI≧0.70を達成している「スーパーエコポンプ」は、必要な性能を確保しながら、エネルギー消費を大幅に削減します。これにより、ビルや工場での消費電力の削減、CO2排出量の低減、エネルギーコスト削減に貢献します。

エネルギー消費の削減は、そのままエネルギーコストの削減につながります。ビルや工場では、長時間にわたってポンプが稼働することが多く、そのためポンプの効率が少しでも改善されると、年間の消費電力量が大幅に削減される可能性があります。これにより、スーパーエコポンプは、単に高効率なポンプというだけでなく、環境保護や企業のコスト削減に貢献する優れた選択肢となります。

高効率設計による省エネ効果

「スーパーエコポンプ」は、従来型のポンプと比べ、同じ性能を発揮しながらも消費エネルギーを大幅に抑えることができ、長期間にわたり安定した省エネ効果を発揮します。この効率の高さは、ポンプ内部の流体力学的な最適化や、摩耗を抑える設計、さらには運転状況に応じたインペラカット(最適な羽根調整)などの技術によって実現されています。
また、ポンプの効率が上がると、単にエネルギーコストが下がるだけでなく、CO2排出量の削減にも大きく寄与します。多くの企業がカーボンニュートラルを目指す中で、エコポンプは環境保護への強力なツールとなります。

省エネ・二酸化炭素削減効果事例

具体的な省エネ効果の事例を示します。 設備仕様が【吐出量:3.33㎥/min、全揚程:25m、年間8,000時間運転】のとき、「既設ポンプ」と「スーパーエコポンプCAL100-250E」を比較した場合、次のような結果が得られました。
スーパーエコポンプは、お客様の仕様に合わせインペラカットを標準でほどこしています。CAL100-250Eは、全揚程が仕様点通り(25m)であることに加えポンプ効率が優れていることにより、結果として年間消費電力量は28,000kWh、二酸化炭素は約10.1 t-CO2の削減効果を得ることができます。また、近年ICP(インターナルカーボンプライス)を導入されている企業も多く、1万円/ t-CO2の場合、年間CO2削減換算コストは約10万円となります。

ポンプの寿命は約15年と長いため、長期的な視点で省エネ効果を考えることが重要です。
上記例において、電力単価が25円/kWhの場合、スーパーエコポンプを導入することで、15年間で電気代を約1,050万円節約でき、同時にCO2排出量を150t-CO2削減できます。さらに、CO2削減効果を金額に換算すると150万円に相当し、これらを合計すると15年間で約1,200万円のコスト削減が可能です。このように、スーパーエコポンプは企業の経費節約だけでなく、環境保護にも大きく貢献します。

まとめ

創業105年を迎える老舗ポンプメーカートリシマは、エネルギー効率の高いポンプの提供を通じて、ビルや工場のエネルギー消費削減とCO2排出量の低減に貢献しています。「スーパーエコポンプ」の導入により、企業はエネルギーコストを削減し、環境への配慮も強化できます。適切なポンプ選定は、省エネ効果を最大限に引き出すために重要です。

お問い合わせ先

株式会社 酉島製作所

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