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(Product×Learning)

掲載・更新日:2026年04月01日

株式会社 酉島製作所

スーパーエコポンプでビルや工場の省エネを実現

カーボンニュートラルの実現に向けて、エネルギー使用量の削減は世界共通の重要課題です。ポンプは普段目にする機会は少ないものの、多くの設備で使用されており、日常生活や産業活動に欠かせない機械です。日本では、電力消費の約3割がポンプによるものとされており、その効率改善は省エネやコスト削減に直結します。
今回ご紹介する「スーパーエコポンプ」は、効率向上に重点を置いて開発した、省エネ性能に優れた製品です。必要な性能を確保しながら、エネルギー消費を大幅に削減します。

スーパーエコポンプの特長

スーパーエコポンプは、世界最高水準の効率(MEI≧0.7)を実現しています。MEI(Minimum Efficiency Index)はポンプの効率を示す指標で、0.1〜0.7 の範囲において数値が大きいほど効率が高いことを意味します。
この省エネ性の高さが評価され、2024年度省エネ大賞で最高位の経済産業大臣賞(電気需要最適化分野)を受賞しました。

MEI≧0.7達成のための2つの施策

  1. 3次元インペラ・ケーシングの高効率設計
    ポンプ内部の流れを最適化し、摩擦損失を抑えることで、エネルギーロスを徹底的に削減しています。
  2. 運転状況に応じたインペラカット
    運転点に最適なインペラ径へ調整することで、余剰な全揚程を抑え、消費電力をさらに低減します。

省エネ効果

スーパーエコポンプは、これまで多くの設備で導入され、省エネ効果を実証してきました。
ビルや工場の空調、ユーティリティ設備、鉄鋼プラントなど幅広い分野で活躍し、電力削減に貢献しています。特に、長時間稼働するポンプでは、効率を少し改善するだけでも、年間の消費電力量を大幅に削減できる可能性があります。
単に高効率なポンプというだけでなく、環境貢献とランニングコスト削減を両立できる、信頼性の高い選択肢です。

省エネ事例紹介

具体的な省エネ効果の事例をご紹介します。
設備仕様が【吐出量:1.1㎥/min、全揚程:45m、年間8,000時間運転】という設備仕様において、既設ポンプと「スーパーエコポンプ CAL50-160E」を比較した事例です。
スーパーエコポンプは、お客様の仕様に合わせインペラカットを標準でほどこしています。CAL50-160Eでは、仕様点どおりの全揚程(45 m)を確保しながら高効率を実現しており、結果として 年間消費電力量を約28,000 kWh削減できます。これにより、年間約11.5 t-CO₂の削減効果が見込まれます。また、近年はICP(インターナルカーボンプライス)を導入する企業が増えており、1万円/ t-CO₂の場合、年間CO₂削減換算コストは11万5千円となります。

ポンプの寿命は約15年と長いため、長期的な視点で省エネ効果を考えることが重要です。
上記例において、電力単価が20円/kWhの場合、スーパーエコポンプを導入することで、15年間で電気代を860万円節約でき、同時にCO₂排出量を170t-CO₂削減できます。さらに、CO₂削減効果を金額に換算すると170万円に相当し、これらを合計すると15年間で約1,030万円のコスト削減が可能です。このように、スーパーエコポンプは脱炭素とコスト削減を一台で両立します。

まとめ

1919年の創業以来、ポンプ一筋で培ってきたノウハウを活かし、省エネ性能の向上に取り組んできました。省エネ効果を最大限に引き出すには、適切なポンプ選定が欠かせません。「スーパーエコポンプ」の導入により、企業はエネルギーコスト削減とCO₂排出量削減を同時に目指せます。特に長時間・長期にわたって使用することで、省エネ効果がより大きくなり、持続可能な設備運用や脱炭素への取り組みを支援します。

お問い合わせ先

株式会社 酉島製作所

〒569-8660
大阪府高槻市宮田町1丁目1-8
TEL 072-690-2307
FAX 072-690-2335
WEBサイト https://www.torishima.co.jp/jp/ecopump/

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