セミナー

HASP(ACLD_HEX60)のプログラミング講習会
2012年にHASPを公開しましたが、これは、プログラムの改編を含めて自由に使っていただくためです。ただ、内容が膨大で難解なために簡単ではありません。講習会はそのお手伝いをします。
先ず、元の HASP/ACLD/8501 のプログラム構成やプログラミングの考え方、HASP独特のXMQ配列などを説明します。
これらを理解した上で、 ACLD_HEX60 では、どのようにして除去熱量・ピーク計算・60分以下の任意の計算時間間隔などの機能を追加しているのかを見ていきます。
非定常熱負荷計算の理論は関連する部分については触れますが、深追いはしません。

【講師】
猪岡 達夫 (元中部大学工学部建築学科・教授)

【予習と復習】
HASPのプログラムは内容が濃いので、講習会だけで理解をすることは難しいと思います。
また、限られた時間なので、プログラムの隅々まで逐一説明することは出来ません。膨大な内容なので際限がないからです。
大切なのは、予習と復習です。
毎回の講習用の資料(レジメ)に沿って、 HASP の解説書やACLD_HEX60のソースプログラムなどに目を通してから講習会に臨んでください。
また、講習会の様子は毎回録画されますので、これで復習できます。なお、録画は講習終了後も1~2週間ほど公開の予定です。

【講習会で使う教材】
<プログラム関係>
・HASProot(20241221版)
・ACLD_HEX60_Source(ソースプログラム 20250125版)
・opr_ACLD_HEX60(手動用のフォルダ/実行モジュール・fnameHASP_inp60などを含む)
<参考資料>
・HASPの解説書(20250210版)/次の(0)~(5)の全6編から成ります)
解説書は全て、JABMEEのホームページからダウンロードいただけます。
他に、毎回の講習用に簡単な資料(レジメ)を用意いたします。
主催
株式会社 システック環境研究所
会場
Zoom
日時
第1回 2025年6月26日(木)15:00~17:00
第2回 2025年7月 3 日(木)15:00~17:00
第3回 2025年7月10日(木)15:00~17:00
第4回 2025年7月17日(木)15:00~17:00
第5回 2025年7月24日(木)15:00~17:00
第6回 2025年7月31日(木)15:00~17:00
(8/7(木)を予備日とします。)
プログラム
第1回:HASPのプログラム/プログラムの構成、プログラミングの基本的な考え方、XMQ配列、機能追加する時の原則
第2回:熱の流れと時間遅れ/応答係数、項別公比、畳み込み演算、冷房負荷重み係数と蓄熱応答係数、
    蓄熱応答係数の補正項、気象データと太陽位置、励振→熱取得→連続空調負荷
第3回:除去熱量の計算/熱平衡式(△波と⊿波)、除去熱量、過負荷と室温変動、蓄熱負荷
第4回:ピーク熱負荷の計算/予熱時間法、未知数のままでの畳み込み演算、予熱終了時に除去熱量を解く
第5回:任意の時間間隔/任意の時間間隔の応答係数、時間区分数と配列、XMQ配列とポインタ、DOループ、
    照明の重み係数、その他の変更
第6回:補足/ACLD_HEX60とNewHASP_3の結果の差異の原因と差異の無くす方法、
    ピーク計算のN方式とA方式での結果の差異の原因、簡易輻射温度、XMQ配列による入力データチェック

【使用する言語】
HASPのプログラムはFORTRAN99で記述されています。古くからある言語の一つで、数式計算の記述に向いた言語です。
慣れないと大変かも知れませんが心配要りません。他にも色々なコンピュータ言語がありますが、全て同じコンピュータで動く方言に過ぎません。記述の仕方に少しの違いがあるだけです。
FORTRANも方言の1つですから、難しく考える必要はありません。
参加費
無料
申込方法
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