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MICRO-PEAK/2010のプログラムをインストールする時に、インストーラでプログラムのインストールフォルダを聞いてきますので、デフォルトの「C:\Program Files\micropeak」の部分に2010を追加し、「C:\Program Files\micropeak2010」に修正してインストールしてください。
なお、デフォルトのまま「C:\Program Files\micropeak」にインストールしても正常には動作しますが、フォルダの中に新旧のバージョンが入り混じって分かり難くいですので、上記の方法をお勧めします。
この現象は、マイクロピークのデータが読込めていない場合に発生します。デフォルトフォルダ(自分のマイドキュメント)にMpdataフォルダがあるか確認してください。
原因は、
1.データのインストールフォルダをデフォルトフォルダ以外のフォルダを指定した。
対処→マニュアルの3ページのインストールフォルダの変更を参考にバッチファイルを修正してください
2.データのインストールを行っていない。
対処→データのインストールを行ってください。
3.読込み権限の無いフォルダにデータをインストールした。
対処→読込み権限を与えてください。
入力について
0:00 100 24:00 と入力してください。
内壁データの隣室温度で、地中床、壁を選択してください。計算方法は、壁の厚さ+土の厚さ=1.2mの等温壁として計算します。室の熱容量が大きくなりますので、非空調時の室温が平準化する方向で計算されます。
また、内壁データで壁を構成し、壁の外側の温度を指定する方法も考えられます。
MICRO-PEAK/2010の計算では、時間遅れで流入する熱量の計算を行う畳み込み演算に項別公比法を用いているため、熱貫流率を直接計算に使用しておりません。そのため、申し訳ありませんが、数値を書き換える等で対応することはできません。
室間換気データは計算室間で空気移動がある場合に使用します。空気の移動が無い場合は入力不要です。例えば、例題では事務室の余剰空気を廊下に流して、トイレから排気してシステムを仮定して、廊下の自然室温を計算しています。入力は空気が流入する室側の室間換気データに流出する室指標、スケジュール、流量を入力してください。
出力について
計算結果はoutput_dataフォルダにCSVファイルで出力されております。出力は15分ごとの値なので、1時間ごとに出力にする場合は、表計算ソフトでCSVファイルを読込んだ後に、表計算ソフトの機能を利用して1時間ごとに出力に変更してください。例えば負荷出力(W)は、時間前後の4個を足して4で割る等の処理を行えば1時間単位の出力になります。
申し訳ありませんが、現在のバージョンでは方位ごとの負荷は表示できません。
今後の方針として窓や外壁の方位ごと出力を含めたプログラムの充実を考えております。
気象データについて
室の面している方位や空調方式により、最大負荷の出現する気象データが異なる場合があります。そのため、複数のタイプの設計用気象データを用いて最大負荷計算を行い,最も大きな値を採用する方法が望ましいと思われます。
MICRO-PEAK/2010では以下の気象データが用意されております。
<冷房設計用h-t基準データ>
外気導入を行うインテリアゾーン空調機のようにエンタルピと気温の影響を強く受ける装置、及び北ゾーンのペリメータ機器に適しています。そのため、これらの機器を選定する計算にこの気象データを使用してください。
<冷房設計用Jc-t基準データ>
西,東ゾーンファンコイルユニットのように西,東面日射の影響を強く受ける装置,あるいは熱源装置などで建物外周面全体に当たる日射の影響を強く受けるケースに適しています。
<冷房設計用Js-t基準データ>
南ゾーンの設計用に適する気象データ
<暖房設計用t-x基準データ>
外気負荷と蓄熱負荷を処理する空調機のようにエンタルピと気温の影響を強く受ける装置の選定計算に適しています。
<暖房設計用t-Jh基準データ>
ファンコイルユニットのように気温の低い曇天日に負荷が大きくなる装置の選定計算に適しています。
詳しくはマニュアルの31~34ページを参照してください。
DAC8100.WEA ファイルには、842 地点の最大負荷計算用気象データが全て含まれており、
その気象データは8 行が1対になって、ある地域のある気象データを表しています。
[1行目]
363 地域番号を示しています。363 は東京です。
H11 暖房t-x 基準データ 気温の危険率0.5%のデータです。(マニュアル 付-5 参照)
69~74 カラム 35412 北緯35 度41.2 分を示します
75~80 カラム 139459 東経139 度45.9 分を示します
[2~8行目]
3 カラム毎に区切ったデータ
2行目 外気温 ×0.1-50 [℃]
3行目 絶対湿度 ×0.1 [g/kg]
4行目 法線面直達日射量 ×0.01 [MJ/m2h]
5行目 水平面天空日射量 ×0.01 [MJ/m2h]
6行目 水平面夜間放射量 ×0.01 [MJ/m2h]
7行目 風向 [0:無風 1:NNE・・・・・16:N]
8行目 風速 ×0.1 [m/s]
になります。
気象データをエクセルで表示する以下のエクセルシートを用意しておりますので、事務局の方へお問い合わせください。
使用方法は以下の通りです。
①Windows 付属のメモ帳でDAC8100.WEA ファイル開きます。
②DAC8100.WEA の表示させたい気象データの部分をコピーして、エクセルシートの
データ部分に貼り付けます。
③換算した気象データが表示されます。
計算方法・内容について
地物反射率とは日射の照り返しのようなもので、窓ガラスからの日射や壁の相当温度等
の計算に反映されています。
ありません。(但し、室指標はファイル名に使用されますので、特殊文字の一部は入力
できません)
室内に達した熱は、対流と放射で室内に伝わります。対流で伝わった熱は直ぐに室内の
負荷になりますが、放射は他の壁等の伝わり、その一部は時間遅れで室内負荷になります。
放射負荷において、この時間遅れの負荷を含んだものが放射還流分です。
放射分の1週間の積算値と放射還流分の1週間の積算値の違いは、窓面等から外部に向
かって、放射熱の一部が逃げて行くと仮定して計算しているからです。
以前のHASP/7301 の説明書では、「流入した熱(対流成分+輻射成分)がどのようなタイム
ラグによって室内へ対流熱として伝わるかを冷房負荷重み係数WXj で表現し、この特性を
表す係数に一定値を用いて、室内相互放射の影響で室外へ逃げ去る熱量を考慮して Σ
WXj=0.95(5%が室外へ逃げる)」と決めて計算を行っていました。
MICROPEAK/2000 でも同様な計算を行っていましたが、MICROPEAK/2010 では、初めから、
対流成分と放射成分にわけ、放射成分だけ、重み係数に用いる係数を計算にて算出し、放
射成分のタイムラグを求めています。
年間計算の月代表日の内部発熱(コンセント、人体発熱等)が月毎に異なるのは、年間運
転スケジュール画面で設定した、夏期、冬期、中間期の内部発熱補正の値がそれぞれ異な
っており、その値が各月の内部発熱にかけられているためだと思われます。もちろん、内
部発熱スケジュールも考慮されています。
また、人体発熱は室内設定温度によっても発熱量が変化しています。
射成分のタイムラグを求めています。
照明発熱が時間帯で異なり消灯後も生じているのは、発熱の時間遅れを照明種別によって考慮しているためです。これは、照明が消されても照明器具及び周辺の躯体には熱容量があるため直ぐには冷えず、少しずつ時間をかけて冷えていくことを考えればわかりやすいと思います。
外気率とは隣室温度差係数を百分率で表したものです。
内部発熱には、ピーク計算日運転スケジュール又は年間計算日運転スケジュールで設定
する内部発熱補正と内部発熱スケジュールで設定した時刻別の発熱率が乗じられています。
アップデートについて(MICRO-PEAK/2010ユーザーのみ)
MICRO-PEAK/2010のユーザーは、下記から最新プログラムをダウンロードできます。
「micropeak_2010.jar」をダウンロードし、インストール(ファイル差換え)することで、最新のプログラムにアップデートすることができます。
プログラムのアップデートの方法は、こちらをご参照ください。
注1)起動用USBメモリーをご使用されている場合は、アップデートに際し上記のプログラムは使用できません。別途事務局までお知らせください。
注2)Ver1.50以下のバージョンから最新バージョン(Ver.2.00以上)へのアップデートの場合は、アップデートの方法が異なりますので、別途事務局までお知らせください。
バージョン |
更新内容 |
ダウンロード |
Ver.2.02(2015.3) |
1.従来は壁体入力数が50までで、50を超えて入力をした場合、書込みはできるが、読む込む時にエラーで読む込みが中止される不具合を修正し、壁体入力数が100までとし、100を超えた場合には、エラーメッセージを表示するように改善した。
2.室入力支援エクセルプログラムで、10室以上入力した場合のエラーメッセージを追加した。
3.HASPEE用のガラスデータ(単版、複層ガラスデータ)を用意し、手動で既存データと切り替えられるように改善した。
|
micropeak_2010.jar
ファイルサイズ:320KB |
Ver.2.01(2014.12) |
データファイル内容を読書きできる個数を増やすようにプログラム改善した。USBメモリーでの起動システムの一部変更した。 |
— |
Ver.2.00(2014.6) |
MICRO-PEAK/2010にエクセルによる入力支援ツール機能が加わり、入力の簡便化が図られた。さらに、部材データが更新され、Windows 8対応にした。 |
— |
Ver.1.50(2014.1) |
ガラス面積比の大きい温室のような建物を計算すると、ガラス面からの負荷が過大に評価される場合があり、その結果として非空調時の室温が冷房時に大きく、暖房時に小さくなる現象を改善した。 |
— |
Ver.2.02(2015.3)
・更新内容
- 従来は壁体入力数が50までで、50を超えて入力をした場合、書込みはできるが、読む込む時にエラーで読む込みが中止される不具合を修正し、壁体入力数が100までとし、100を超えた場合には、エラーメッセージを表示するように改善した。
- 室入力支援エクセルプログラムで、10室以上入力した場合のエラーメッセージを追加した。
- HASPEE用のガラスデータ(単版、複層ガラスデータ)を用意し、手動で既存データと切り替えられるように改善した。
・ダウンロード
micropeak_2010.jar ファイルサイズ:320KB
Ver.2.01(2014.12)
・更新内容
データファイル内容を読書きできる個数を増やすようにプログラム改善した。USBメモリーでの起動システムの一部変更した。
Ver.2.00(2014.6)
・更新内容
MICRO-PEAK/2010にエクセルによる入力支援ツール機能が加わり、入力の簡便化が図られた。さらに、部材データが更新され、Windows 8対応にした。
Ver.1.50(2014.1)
・更新内容
ガラス面積比の大きい温室のような建物を計算すると、ガラス面からの負荷が過大に評価される場合があり、その結果として非空調時の室温が冷房時に大きく、暖房時に小さくなる現象を改善した。
(注)アップデートの履歴については、以下のファイルをご参照ください。
アップデート履歴(PDFファイル)[PDFファイル]
ユーザーマニュアル
下記から最新のマニュアル等をダウンロードできます。
ご質問について
MICRO-PEAK/2010に関するご質問につきましては、計算方法・内容を含め、受付を一旦停止させていただくこととなりました。ご利用の皆様には大変お不便をおかけいたしますが、何卒ご理解、ご了承賜りますようお願い申し上げます。
※詳細はこちらをご覧ください
※ユーザー変更等に伴う、パスワードの発行は引き続きご対応いたします(ご連絡の際はメールにてお願い申し上げます)。
(旧版)MICRO-PEAK/2000のサポート終了のお知らせ
日頃より、当協会ソフトウェアをご愛用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、『(新版)MICRO-PEAK/2010』を販売・ご愛用いただいていることに伴い、『(旧版)MICRO-PEAK/2000』につきましては、誠に勝手ながら2018年6月30日を持ちまして、サポートを終了させていただきます。
ご理解いただきますよう何とぞお願い申し上げます。