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平成26年度『建築設備技術遺産』 が決まりました

2014.06.03

 本協会、一般社団法人 建築設備技術者協会では、建築設備部門の技術および設備関連情報とそれらを建物に収めてきた技術を次世代に伝えるとともに、建築設備の「技術」、「役割」「文化」を多くの方々に広めていく目的で、建築設備における空調、衛生、電気、搬送の4領域に関する技術と技術者の歴史的な足跡を示す事物・資料であり、建築設備技術の進歩、発展において重要な成果を示したもの、また、生活、経済、社会、地球環境、技術教育に貢献した、または当時を反映する建築設備技術を「建築設備技術遺産」として認定する制度を一昨年度創設し昨年度までに10件を認定した。


 本年度は、前年度に引き続き、ほぼ同じ公募期間を設定し、応募された物件を、建築設備技術遺産認定委員会において、前年度とほぼ同じ評価項目で評価することとした。
 残念なことに、応募物件数は過去最低となったが、貴重な技術遺産の応募が多かったこと、各種情報収集の結果、昨年度応募で認定されなかったものの中に、認定に値すると判断されるにいたった物件が出てきたことから、昨年度申請のもの3件(認定第11号~第13号)、本年度申請のものから4件(認定第14号~第17号)の計7件を認定することとなった。また、建築「設備」技術遺産ということから、「設備」面を重視すると認定するには多少違和感を覚えるといった意見があったものの、建築環境の面から日本の住宅のあり方を追求した研究者の自邸を特別認定とさせていただくこととした。

【ニュースリリース】平成26年度_建築設備技術遺産認定.pdf