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平成30年度『建築設備技術遺産』が決まりました

2018.06.06

建築設備部門の技術および設備関連情報とそれらを建物に収めてきた技術を次世代に伝えることなどを目的とした「建築設備技術遺産」認定制度は、2012(平成24)年度に始まり、今回で7回目となる。昨年度とほぼ同じ公募期間を設定し、応募された物件を、建築設備技術遺産認定委員会において慎重審議し、空調領域の1物件を認定することとした。

 

認定された物件は、油炊きボイラを排した全電気方式で無公害、カセット型空調機で施工現場の省力化・工期短縮を実現、冷凍機・大型ボイラがなく機械室が不要、個別に冷房・暖房切換えが自動で可能、ユニットごとに時間外運転が可能、建物内に冷房暖房負荷が同時にある場合に熱回収による省エネルギーができるなど、高度成長期における無公害化・施工期間短縮の強い要求に対応でき、当時多く採用されていた中央式空調方式の種々の課題を解決できるメリットがあるとして評価された、昭和40年代中頃に開発された水冷カセット型パッケージの初期の製品である。

 

【ニュースリリース】平成30年度 建築設備技術遺産認定.pdf


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